喫茶店になくてはならないカウンター席、カフェとは名付けてしまいましたが、アスルにはあるんです
カフェアスルと名付けてしまいましが、八王子の喫茶店を自負するアスルにはカウンター席があります。
私は、お店を始めようと思ったとき(かれこれ15年くらい前です)自分の理想と思っていた渋谷の喫茶店で働かせてもらいました。
カウンター席が20席ほどあるそのお店で、お客さまとお店、お客さまとお客さまの距離が近くなることを知りました。
一人で来店しても、話をする相手がいる安心感がカウンター席にはあるのです。
おひとりでいらっしゃったお客様が二組、それぞれカウンターに座っていても、店主の私を介してお話が始まり、
いつの間にかお二人でお話をしていてくれると、私は嬉しくなります。
アスルを作る時に、カウンター内を一段低くしました。
そうすることで、カウンターに座るお客様と目線が合うからです。
小さなことですが、とても話しやすくなるんですよ(^▽^)
もちろん、カウンターを一段高くして、スツールということでも良いのですが、
八王子の石川町界隈は、年配の方も多くおられます。
普通の座り心地の良い椅子のほうが気兼ねなく座っていただけるんじゃないかと低くする方になりました。
私がお店をやろうと思い立った当時は、どんな中途半端な業態でも「カフェ~」とつけちゃえば
もてはやされるような時代になりつつありました。
おしゃれっぽくしてあれば「カフェ~」でOK。
バーでも、クラブ崩れでも(中途半端にDJとかいちゃう感じです)、定食屋でも。
そんな中で、喫茶店だけはいつも変わらない。
いつもの店主といつものコーヒーといつものカウンター。
ほっとして、落ち着いたところで帰路に就く。
八王子の人間が、無理しておしゃれな街に繰り出して、疲れて向かうシェルター的存在だったんです。
店名を考えていた時、不思議と「喫茶~」とは考えませんでした。
自分のやりたいこともまた、正統派の喫茶店の枠には当てはまらないと感じていたからです。
アスルを始める前に渋谷の喫茶店と八王子の喫茶店で働かせてもらって、
自分の性格上、いつなんどきも変わらないことはできないなと。
ただ、自分が感じたシェルターのような存在、ほっとしに立ち寄る喫茶店の要素は残しておきたかった。
その象徴がカウンターだったのではないでしょうか。。。
自分のことなのですが、感覚でやってるのでいざこうやって書いてみるとあやしいものですが(;^ω^)
そんなわけで、アスルのカウンター席は、顔なじみのお客様同士が話に花を咲かせております。